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2008年5月27日 (火)

「2歳女王」から「樫の女王」に

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ミソが付いたが、夢にまでみたクラシック制覇。

決戦の日曜日、思えば朝から浮き足立っていた。

黄菊賞以降トールポピー出走時にはオイラに帯同してくれて、今回もわざわざ出張にかこつけて大阪から乗り込んできてくれた同行のNさんと待ち合わせ、府中に入ったのは8時過ぎ。だが、「歯茎の化膿止めの薬」やら「眼鏡吹き」やら、いろんなものを家に置いてきてしまっていることに気付き、とどめに(クラブから持参する様に明確に言われていなかったものの)キャロット会員証まで忘れている始末。いざ口取りとなったときに、会員証が無いことで参加を拒否されては悔やんでも悔やみ切れないので、Nさんを席に残し(スミマセン)一旦帰宅。忘れ物を全て回収し、2R発走時に再度の府中着。オイラも競馬始めてから長いが、府中まで2往復したのは初めてだ。
こんな状態では馬券も当たる筈もない。オマケに多少の返還があった4Rの馬券も他のハズレ馬券と共にゴミ箱に葬る体たらく。どうかしていた、としか言い様が無い。購入額こそ抑え気味でも、準メインまでボウズのまま。
オークス発走一時間前、馬体重発表。ポピーの数字は10キロ減の桜花賞から2キロ増の462キロ。阪神JFと同じ466キロまで戻してくれていれば、と思っていただけに「2キロしか戻せんのか…」と愕然。「単に1万円入れてもイイ?」というNさんの問いにも「この数字では、強気なことは…」と朝からのドツボも手伝いすっかり意気消沈のオイラ。
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それでも一応は、とカメラをぶら下げパドックへ。腹が巻き上がっていた桜花賞よりは、字面は2キロでも今回のポピーは随分とマシなのでは、との印象を持って「これなら…」とやや気を取り直し、席に戻ってNさんにカメラを託して口取り集合場所付近へ移動。
勝ったら一分以内に集合、との制約から、西門近くでターフビジョンの端を眺める様な感じでレース観戦。ポピーが中団につけて馬群にもぐり込み、直線で外に出そうとして福永ムードインディゴと接触したところまではかろうじて確認できた。が、そこから先は喚声で実況が良く聞こえず、人が多くてターフビジョンもクリアに見えない。何だか良く分からないが、叩き合っているあの内ラチ沿いのオレンジの帽子はポピーではないのか、と思っていたらゴール。

やっと見えたビジョンには、池添JKのガッツポーズが大写し。
「ガッツポーズを見せたのはトールポピー!池添謙一です!」との実況がハッキリと聞こえた。反射的に集合場所へダッシュ。周りには、同じ方向に、同じ様に疾走するスーツの集団が。集合場所でクラブの方も交えて、輪になって喚声をあげながら誰彼構わずに握手、握手。
まずは2列縦隊で来賓受付から階段を下りて地下馬道へ。引き上げてくる馬を何頭か見送る。最後に上がってきたポピーと池添JKを会員みんなで拍手で出迎えると、池添JKは破顔一笑、ガッツポーズで応えてくれた。勝利の実感に、思わず熱いモノがこみ上げそうになった。
全馬が検量室に引き上げるのを待って、2列縦隊でウイナーズサークルへ。ここでクラブの方が「審議対象になってまして…」と気になる一言。一抹の不安がよぎる。
ウイナーズサークルで審議の結果を待ちながら、ターフビジョンのリプレイで初めて直線の攻防を観た。外に出すのを諦めた池添ポピーは進路を求めて内へ切れ込み、インで伸びかかった桜花賞馬レジネッタを押圧。レジネッタとソーマジックに挟まれる格好になった安藤勝オディールが手綱を引く。オディールは5着まで来ており「これはマズイな…」と。ポピーは更にインに切れ込み、レジネッタ・ソーマジックの2頭を内ラチ沿いまで押し込み、後方から最内を突いた武豊マイネレーツェルの進路が塞がった。ソーマジックは脚がなくなったが、まだ脚が残るレジネッタの前を一瞬横切り、ポピーは最後は内ラチ沿いまで達していた。
確定の赤ランプが点くまでは、いつウイナーズサークルを追い出されるかとヒヤヒヤものだった。着順変更無しの確定に安堵し、初めて府中のターフを踏みしめての口取り写真撮影。オイラにとって初めての口取りがこの大舞台となった。ピンクのレイを首に掛けたポピーがすぐ近くを歩いているのを見ると、GI制覇の実感が湧き上がった。かなり行儀の悪いレースになったが、彼女は最後まで良く頑張った。桜花賞から立て直してきた山元TCスタッフも含めた陣営にも感謝したい。
表彰式から勝利ジョッキーインタビューに向かう池添JKの顔色は青白く、地下馬道で見せてくれた様な笑顔はなく神妙な面持ち。裁決室で相当絞られたであろうことは容易に想像できた。その時はさすがに降着無しの騎乗停止処分までは思いも寄らず、それを知ったのは帰宅後だったが…。
馬を真直ぐ走らせるのはジョッキーの基本である。勝ちに逸って内側に斜行し続けた池添JKの騎乗は事故を招く恐れのある危険なものである。折角のクラシック制覇が、アンフェアなレースとなってしまい残念でならない。良いものを持っている乗り役であるだけに、彼には猛省し、次はフェアな騎乗で周囲を黙らせて貰いたい。
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コメント

確かにアンフェアな騎乗は残念だが、クラシックを獲った事実は変わらない。苦節○十年。思いを貫き通して掴み取った栄光。我が家一同、お祝い申し上げます。ちなみにアタルの本命はエフティマイアでした。馬券買ってないけどねー。

投稿 アタル | 2008年5月28日 (水) 21時49分

おお、アタル氏。ありがとうございます。
皆様にも宜しくお伝えください。
こういうこともあるし、キャロットは良いぞ。

投稿 清○成駿 | 2008年5月28日 (水) 23時06分

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